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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻10号

1989年10月発行

文献概要

今月の主題 耐性菌をめぐって 技術解説

グラム陽性球菌の耐性機構と検査—MRSAを中心に

著者: 横田健1

所属機関: 1順天堂大学医学部細菌学教室

ページ範囲:P.1135 - P.1140

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 臨床分離される肺炎球菌,ブドウ球菌などの薬剤耐性は,プラスミドによるものと,染色体遺伝子の変化によるものとに大別される.前者はAGs不活化酵素,TCs透過性低下,リボゾームRNAの変化(MLs耐性),CATase,PCase (ブドウ球菌のみ)を耐性機構とし,後者は作用点変化(MRSA,キノロン耐性,RFP耐性)が原因となる.PCaseによる耐性は接種菌量が感受性検査に影響し,MRSAは低温培養のほうが高温時より耐性度が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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