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今月の主題 耐性菌をめぐって 技術解説
グラム陽性球菌の耐性機構と検査—MRSAを中心に
著者: 横田健1
所属機関: 1順天堂大学医学部細菌学教室
ページ範囲:P.1135 - P.1140
文献購入ページに移動 臨床分離される肺炎球菌,ブドウ球菌などの薬剤耐性は,プラスミドによるものと,染色体遺伝子の変化によるものとに大別される.前者はAGs不活化酵素,TCs透過性低下,リボゾームRNAの変化(MLs耐性),CATase,PCase (ブドウ球菌のみ)を耐性機構とし,後者は作用点変化(MRSA,キノロン耐性,RFP耐性)が原因となる.PCaseによる耐性は接種菌量が感受性検査に影響し,MRSAは低温培養のほうが高温時より耐性度が高い.
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