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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻10号

1989年10月発行

文献概要

研究

フローサイトメトリーによる細胞質内白血球分化抗原の検出

著者: 小池考一1 安藤学1 上田龍三2 須知泰山1

所属機関: 1愛知県がんセンター病院臨床検査部 2愛知県がんセンター研究所化学療法部

ページ範囲:P.1195 - P.1200

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 未熟リンパ球の細胞帰属決定に,モノクローナル抗体による細胞質内白血球分化抗原の検出が有用な場合が少なくない.従来は塗抹標本を用い,顕微鏡による判定法を行っていた.今回フローサイトメトリーによる測定法を検討の結果,検索細胞を1%パラホルムアルデヒド加50%エタノールで−20℃15分間固定し,細胞質内CD3抗原検出にはLeu4抗体を,同CD22抗原検出にはOK22抗体を用いることにより,フローサイトメトリーによる測定が可能となった.今後フローサイトメトリーによる細胞質内抗原解析は新しい検査法として有望である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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