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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻10号

1989年10月発行

文献概要

資料

各種腎疾患における尿中GP-DAPと各種パラメータとの比較検討

著者: 千葉茂実1 野城宏夫1 庄子嘉治1 佐藤寿伸1 斉藤喬雄1 吉永馨1

所属機関: 1東北大学医学部第二内科

ページ範囲:P.1214 - P.1217

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 各種腎疾患患者における尿中GP-DAP (グリシループロリルージペプチジルアミノペプチダーゼ)を測定し臨床的に検討した.多発性骨髄腫による腎障害では著明な高値を示す例があり,尿NAGとも相関があったことから尿細管障害を示す良い指標と考えられた.またクレアチニンクリアランス,β2ミクログロブリンとは相関が認められなかったが,尿蛋白とは相関があり,尿細管だけでなく糸球体障害との関連性も示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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