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今月の主題 加齢と臨床検査 加齢と検査値
内分泌学的検査
著者: 藤田拓男1
所属機関: 1神戸大学医学部第三内科学教室
ページ範囲:P.164 - P.168
文献購入ページに移動 加齢とともにホルモンの検査値はいろいろに変化する.その中でも,もっとも明らかな変化は,性ホルモンの血中値の低下であり,下垂体性ゴナドトロピンの上昇はいわばこれに対する鏡像的なものである.ほかのホルモン,すなわち甲状腺ホルモン,副腎皮質ホルモンなどは軽度の分泌低下を示すだけであるが代償によるもので,分泌予備能は低下を示す.カルチトニン,1,25(OH)2ビタミンDも低下するが副甲状腺ホルモンは上昇する.
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