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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻2号

1989年02月発行

文献概要

今月の主題 加齢と臨床検査 加齢と検査値

内分泌学的検査

著者: 藤田拓男1

所属機関: 1神戸大学医学部第三内科学教室

ページ範囲:P.164 - P.168

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 加齢とともにホルモンの検査値はいろいろに変化する.その中でも,もっとも明らかな変化は,性ホルモンの血中値の低下であり,下垂体性ゴナドトロピンの上昇はいわばこれに対する鏡像的なものである.ほかのホルモン,すなわち甲状腺ホルモン,副腎皮質ホルモンなどは軽度の分泌低下を示すだけであるが代償によるもので,分泌予備能は低下を示す.カルチトニン,1,25(OH)2ビタミンDも低下するが副甲状腺ホルモンは上昇する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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