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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻2号

1989年02月発行

文献概要

私のくふう

精子濃度の簡易算定法

著者: 若松菊男1

所属機関: 1日本赤十字社医療センター病理検査室

ページ範囲:P.228 - P.228

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1.目的
 精子濃度は一般に,精液を白血球算定用メランジュールで希釈して,トーマスツァイスの計算板に希釈液を流し,最小区画80個内にある精子を高倍率(400倍)のもとに確認し,その精子数に100万を乗じて算出する.この方法の場合,精液の希釈に時間がかかり,多量の検体を処理するのが困難である.そこで,最近,自動解析装置が開発されたが,検体数がそれほど多くない施設では購入するのが困難である.今回,私は統計学を利用することで,精液の希釈を省き,迅速に精子濃度を算出する方法を考案したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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