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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻9号

1989年09月発行

文献概要

今月の主題 アミロイド カラーグラフ

アミロイドの病理形態

著者: 石原得博1 高橋睦夫1 内野文彌1

所属機関: 1山口大学医学部病理学第一講座

ページ範囲:P.988 - P.990

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 アミロイドーシスとは,線維蛋白を主成分とするアミロイドが臓器や組織の細胞外に沈着した結果起こる疾患で,heterogeneousな原因に由来するdiseasecomplex (疾患群)である.アミロイドはコンゴ赤に染まり,偏光顕微鏡下で緑色複屈折を呈し,電子顕微鏡で観察すると幅約8〜15nmの枝分れのない細線維の集積からなっている.アミロイド蛋白によりAL,AA,AF,AH,AS,AEおよびADアミロイドーシスなどに分類される.アミロイド蛋白の同定には,各種アミロイド蛋白に対する抗体を用いた免疫組織化学的方法がよい.簡便な方法としてはWrightらの過マンガン酸カリウム処理法がある.これらのアミロイドは各臓器や組織に沈着し,肉眼的および組織学的に種々の形態を呈するが,その特徴的なものをカラー写真1-16に示す.
 なお,各図に説明をつけているが,詳細は総説"アミロイドの病理形態"(1007ページ〜1016ページ)を参照されたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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