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今月の主題 アミロイド 技術解説
アミロイドA蛋白遺伝子と発現の調節
著者: 山本健一1
所属機関: 1金沢大学がん研究所病態生理部
ページ範囲:P.1024 - P.1031
文献購入ページに移動 マウスでは,二次性アミロイド症の原因蛋白である血清アミロイドA蛋白(SAA)に2つの主要なサブクラスがあり,そのアミロイド症惹起能においてまったく異なる性質を示す.また,マウス系統問で,これらSAAサブクラス遺伝子の構造や,炎症時における発現に多型性があり,実験的アミロイド症に対する感受性の1つの決定要因となっている.さらに,SAA遺伝子の炎症時における発現は,活性化されたマクロファージから遊離したインターロイキン−1や腫瘍壊死因子などのリンホカインによって制御されていることも明らかになった.
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