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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻9号

1989年09月発行

文献概要

今月の主題 アミロイド 技術解説

腎透析とβ2-ミクログロブリン

著者: 下条文武1 丸山弘樹1 本間則行1 荒川正昭1

所属機関: 1新潟大学医学部第二内科学教室

ページ範囲:P.1039 - P.1047

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 1980年Assenatらは,透析患者の手根管症候群は特異なアミロイド沈着によって起こることをはじめて報告した.その後,1985年筆者らは,このアミロイドの主要な構成成分をβ2-ミクログロブリンと同定した.以来,本症は長期の透析患者において,主に滑膜を侵し,特異な骨関節症状を引き起こすことが明らかになった.しかし,現在のところ,本症の発症機序は完全には解明されておらず,その予防法も確立していない.ここでは,現時点における透析アミロイドーシスの臨床像,病因論と問題点,新しい治療法の展望を述べてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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