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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻10号

1990年10月発行

文献概要

今月の主題 虚血性心疾患 技術解説

心筋ミオシン軽鎖の測定

著者: 永井良三1 矢崎義雄1

所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学教室,第三内科学教室

ページ範囲:P.1171 - P.1177

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 心筋ミオシン軽鎖は心筋細胞の筋原線維を構成する構造蛋白である.ミオシン軽鎖は大量に心筋細胞に存在し,pHの変化などにより容易にフィラメントから遊出する.このため血中でのミオシン軽鎖の測定は急性心筋梗塞のように心筋壊死が急激におこる心疾患を診断し,重症度を判定する優れた指標になることが示されてきた.本稿では心筋ミオシン軽鎖測定法の変遷,臨床的意義,問題点などについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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