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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻7号

1990年07月発行

文献概要

今月の主題 集中治療室での検査 話題

集中治療室での院内感染

著者: 藤井千穂1 中浜力2

所属機関: 1川崎医科大学救急医学 2川崎医科大学中央検査部

ページ範囲:P.812 - P.817

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 ICUにおける院内感染として最近注目されているのはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)である.患者の周囲環境の調査をしてみると,交叉感染だけでなく空気感染の可能性が示唆された.また緑膿菌,P. cepacia,E. faecalisなどは院内感染をひき起こす危険性があり,つねに注意を要する.さらに真菌はcompromised hostの起炎菌としてとらえるだけでなく,環境感染の原因菌として着目していくべきであると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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