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腎臓病の病理・7
続発性糸球体疾患
著者: 坂口弘1 緒方謙太郎1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.830 - P.838
文献購入ページに移動 ループス腎炎は,SLEにみられる糸球体腎炎で,多彩な組織像を呈することが知られており,WHO分類では,病変の程度により6つのタイプに分けられている.糖尿病では,長期間にわたる高血糖状態など種々の因子により,糸球体に硬化性病変,滲出性病変が招来されるが,特に結節性病変が特徴的である.アミロイド腎症は,血管壁や糸球体のメサンギウム,基底膜にアミロイド線維が沈着することによるもので,多発性骨髄腫をはじめ,さまざまな疾患に続発する.肝性糸球体硬化症は,慢性肝疾患に認められる糸球体病変を指すが,腎機能障害とはあまり関係はない.
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