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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻7号

1990年07月発行

資料

消化管悪性腫瘍に対するCA 19-9染色キットの使用経験

著者: 小田高司1 川田みどり1 堀貞明1 長村義之1

所属機関: 1東海大学病院病理診断科

ページ範囲:P.858 - P.862

文献概要

 最近開発されたCA 19-9染色キット(トーレ・フジバイオニクス社)を用い各種消化器癌症例の染色を行い,染色キットの有用性について検討した.今回対象とした消化器癌24例(胃癌,大腸癌,胆嚢癌および膵癌各6例)においてはCA 19-9染色陽性率は癌部で91.2%,非癌部では63.6%であった.また染色性についても,諸家の報告による消化器癌のCA 19-9染色パターンの判別が可能であった.この染色キットの使用により比較的,免疫組織化学の経験に乏しい施設においても容易かつ正確にCA 19-9染色が可能となり有用と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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