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文献概要
今月の主題 検診・健康診査 年代別検診
成人・老人の健康診査
著者: 安西定1
所属機関: 1昭和大学医学部公衆衛生学
ページ範囲:P.1064 - P.1070
文献購入ページに移動 老人保健法が昭和58年2月から全面的に,全国の市区町村長の責任で行われることとなり,それまでに行われていた循環器健診やがん検診などはすべてこの法律に基づいて行われることとなった.これらの健康診査などのほかに,保健事業として健康手帳の交付,健康教育,健康相談,医療などが行われておりいわゆる,成人病の予防と医療を一体とした包括医療体制が確立されたことは重要である.実施後約7年間が経過し,検診体制など基盤整備が進み,成人病の予防効果,教育効果などを挙げているなかで,より一層,健康診査の強化充実が図られようとしている.
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