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文献詳細

雑誌文献

臨床検査34巻9号

1990年09月発行

文献概要

研究

正常妊娠および出産後における末梢血Large Granular Lymphocytes(LGL)

著者: 兜森修1 岩谷良則2 網野信行2 金田達成2 谷沢修2 宮井潔3

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部 2大阪大学臨床検査診断学 3大阪大学産科婦人科学

ページ範囲:P.1108 - P.1110

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 NK活性やADCC活性などの種々の細胞傷害活性をもつLarge Granular Lymphocytes(LGL)を正常妊産婦の末梢血で測定した.妊娠中,前期においてLGL比率が増加したが,後期ではLGLの絶対数と比率は減少した.一方,出産後,LGLの絶対数と比率は急速に正常に回復し,出産後4か月ではその絶対数は一過性に増加した.したがって,リンパ球の細胞傷害活性は,妊娠の後期に減少し,出産後増加することが示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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