icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻1号

1991年01月発行

文献概要

今月の主題 肝炎ウイルス関連マーカー 話題

pre-S抗原とHBx抗原

著者: 林紀夫1 片山和宏1 鎌田武信1

所属機関: 1大阪大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.54 - P.56

文献購入ページに移動
 B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus; HBV)の増殖機構が解明されるにつれ,従来の増殖マーカーであるHBe抗原やHBc抗体などに加え,より正確にその増殖動態を把握できるようになりつつある.pre-S抗原はHBV増殖に先立って増加するため,その動態を早期に診断しうる可能性がある.またHBx抗原は,HBV増殖を制御していると考えられ,その時点の増殖活性を判定しうるものと期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?