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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻1号

1991年01月発行

資料

成人T細胞白血病・リンパ腫(ATLL)における血清可溶性interleukin-2receptor(s-IL-2R)の測定

著者: 樅田三郎1 池田柊一1 柳迫隆夫1 跡上直1 森弘行1 山田恭暉1 上平憲2 朝長万左男1

所属機関: 1長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設後障害治療部門 2長崎大学輸血部

ページ範囲:P.87 - P.91

文献概要

 ATLLにおける血清s-IL-2R濃度をELISA法により測定した.コントロール231±97,HTLV-Iキャリア236±137,pre-ATL259~1987(平均731)U/mlとなり,ATLLでは慢性型639~3239(同1621),急性型5814~160550(同70697),リンパ腫型1505~94800(同27210)U/mlであった.3症例の経過観察では末梢血のATL細胞数との連動も見られた.血清s-IL-2R値はATLLの腫瘍量を反映し,有用性の高いマーカーと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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