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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻11号

1991年11月発行

文献概要

研究

18FDGポジトロンCTを用いた病的心筋蘇生能の定量的評価

著者: 森反俊幸1 斎藤正男1 大嶽達2 佐々木康人2 横山郁夫3 杉本恒明3

所属機関: 1東京大学医学部医用電子研究施設 2東京大学医学部放射線科 3東京大学医学部第二内科

ページ範囲:P.1229 - P.1232

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 虚血性心疾患,心筋症を対象に18FDGポジトロンCTを用いて心筋の蘇生能の定量的評価を試みた.心筋が収縮に必要なエネルギーのうちグルコースに依存する割合を求め,この割合が高いと心筋は低酸素状態にあるが,代償機序が作動し,心筋の蘇生能は保たれていると思われた.またグルコース輸送担体の活性化を示す速度定数を求めることにより心筋の蘇生能が定量的に評価できる可能性が示された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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