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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻11号

1991年11月発行

文献概要

編集者への手紙

顕微蛍光測光法による蛍光ラテックス粒子を用いた貪食能測定の検討

著者: 庄野正行1

所属機関: 1徳島大学医学部総合研究室形態班

ページ範囲:P.1233 - P.1233

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 マクロファージの貪食能を測定する方法として次の3種類がある.①細胞内に貪食された粒子を直接,光学顕微鏡下で観察し計数する1,2).②放射性同位元素であらかじめ標識しておいた粒子を貪食させ,細胞内に取り込まれた放射活性により貪食能を測定3)する.③蛍光色素で標識された粒子を貪食させ,細胞内の蛍光量をフローサイトメトリーで測定する.しかしながら,フローサイトメトリーを使用する方法に関しては高額の機器を必要とするため一般的ではない.また,光学顕微鏡で貪食した細菌やラテックス粒子を数える方法は,食作用の初速度を見るのが困難なため定量性に乏しい.そこで第4番目の方法として,蛍光色素で標識されたラテックス粒子を貪食させ,顕微蛍光測定装置で蛍光量を測定し貪食能の定量性を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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