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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻13号

1991年12月発行

文献概要

今月の主題 骨・関節をめぐって 総説

生きている骨組織―骨形成と骨吸収

著者: 岡崎亮1 松本俊夫1

所属機関: 1東京大学医学部第四内科

ページ範囲:P.1263 - P.1268

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 骨の量および構造は骨吸収と骨形成との動的平衡のうえに維持されている.骨吸収を担う破骨細胞は,血液系幹細胞由来の前駆細胞が分化・融合して形成される.破骨細胞の形成・機能は,主に骨吸収促進ホルモンの骨芽細胞への作用を介して間接的に促進される.骨芽細胞は,間質系幹細胞が分化し形成される.骨芽細胞の増殖・機能は骨局所に存在する各種の成長因子により調節される.したがって,骨芽細胞からの破骨細胞刺激因子や,骨局所の成長因子の分泌や作用の異常により骨代謝の異常がもたらされる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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