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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻13号

1991年12月発行

文献概要

今月の主題 骨・関節をめぐって 技術解説

関節鏡検査と生検

著者: 山本哲司1 黒坂昌弘1 大野修2 廣畑和志1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室 2三田市民病院整形外科

ページ範囲:P.1269 - P.1275

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 関節病変,特に炎症性疾患を中心に,関節鏡による生検の手技および滑膜の肉眼的,病理組織学的所見について概説した.関節炎の診断は絨毛の形態,色調,血管透過性など鏡視像を十分把握したうえで,数か所から滑膜生検を行う必要がある.正常滑膜および慢性関節リウマチ,化膿性関節炎,結核性関節炎,その他の非特異的関節炎における病的滑膜について鏡視像と病理所見を対比させながら解説した.本手技は侵襲が少なく,診断的価値の高い関節病変の検査法の1つである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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