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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻13号

1991年12月発行

文献概要

今月の主題 骨・関節をめぐって 技術解説

骨格筋由来クレアチンキナーゼと腰椎疾患

著者: 稲波弘彦1 河端正也2 立花新太郎2 中山年正3

所属機関: 1岩井整形外科内科病院 2虎の門病院整形外科 3虎の門病院臨床化学検査部

ページ範囲:P.1283 - P.1288

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 CK総活性の測定法でOliver法を用いる場合,試薬ではイミダゾールとNACの品質には特に注意を要する.CKアイソザイムの測定法としては電気泳動法とEIA法が実用に耐えうるが,MBアイソザイムに対しては特異抗体を用いるEIA法の検出感度が高い.
 運動負荷に対して血清CK値が異常に高く反応する者が相当数存在する.高度の腰痛や体動時痛のため体幹筋を強直させたり,坐骨神経痛性側弯症を起こしているような例では血清CK値の異常高値をとることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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