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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻13号

1991年12月発行

文献概要

今月の主題 骨・関節をめぐって 検査と疾患

Perthes病のMRI所見

著者: 大園健二1 李勝博2

所属機関: 1国立大阪病院整形外科 2大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1309 - P.1313

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 Perthes病に核磁気共鳴画像法(MRI)を行った結果,早期では壊死部は均一な低信号を呈し,病期が進むと低信号部は斑紋状となって観察された.修復が完了しても斑紋状低信号像は遷延したが,のちに完全に正常化した.MRIは修復の進行度を把握するうえで有効であるのみならず,早期例においてX線上壊死範囲が明瞭でない時期に壊死範囲の特定が可能であり早期予後判定,治療法の決定を可能とするうえできわめて重要な検査法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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