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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻13号

1991年12月発行

文献概要

今月の主題 骨・関節をめぐって 検査と疾患

Reiter症候群

著者: 石川斉1

所属機関: 1神戸大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.1315 - P.1319

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 Reiter症候群は関節炎,非淋菌性尿道炎,結膜炎の三大主徴を伴うものを言うが,一般臨床上では必ずしもこの三徴がそろうとは限らない.Reiter症候群は感染性下痢疾患後に発症する流行型と性交後に発症する型に分けられる.前者ではShigella flexneri,Salmonella,Yersinia enterocoliticaとの関連が,後者ではChlamydiaやマイコプラズマとの関連が示唆され,さらにHLA-B27の関与が注目されている.性的交渉によるReiter症候群は男性に多く,小児および女性と高齢発症のものではそのほとんどが腸内感染によるものである.一般臨床像および検査所見などを簡記した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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