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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻13号

1991年12月発行

文献概要

TOPICS

尿中トリプシン活性化ペプチド

著者: 桐山勢生1 中野哲1

所属機関: 1大垣市民病院消化器科

ページ範囲:P.1342 - P.1342

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1.急性膵炎の重症度判定
 急性膵炎はなんらかの原因により膵に破綻が生じてトリプシノーゲンなどの非活性型で分泌されている膵酵素が活性化され,膵が自己消化されることが本態である.重症例では,血中に逸脱した活性型の膵酵素および中毒物質が全身に散布されることにより多臓器不全を呈し,今日でも死亡率が高い疾患である.そのため本症はできるだけ発症早期に重症度を把握して適切な治療を行うことが重要である.
 従来より急性膵炎の重症度の判定基準には,臨床所見と血液検査所見さらに画像診断を組み合わせたものが報告され,これらを参考にして,1987年,厚生省難治性膵疾患調査研究班により判定基準が発表されている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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