文献詳細
今月の主題 肥満とやせ
話題
文献概要
近年睡眠時呼吸異常や睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)が注目されるようになったが,特に睡眠時無呼吸症候群には肥満者が多く,その病態との関連についてさまざまな検討がなされている.
ピックウィック症候群(Pickwickian syndrome)は極度の肥満と肺胞低換気の合併症例として1956年にBurwellらによって報告された1).呼吸循環器の疾患であると考えられていたが1966年にGastautらが睡眠時の呼吸異常がその主因であるとした2).これ以来睡眠時呼吸異常の研究がさかんになりピックウィック症候群はその代名詞としておおいに使用された.最近では睡眠時無呼吸症候群の1つとして一括されているが,現在でも極度の肥満に睡眠時無呼吸症またその合併症を伴うものはこの名称で呼ばれることが多い.
ピックウィック症候群(Pickwickian syndrome)は極度の肥満と肺胞低換気の合併症例として1956年にBurwellらによって報告された1).呼吸循環器の疾患であると考えられていたが1966年にGastautらが睡眠時の呼吸異常がその主因であるとした2).これ以来睡眠時呼吸異常の研究がさかんになりピックウィック症候群はその代名詞としておおいに使用された.最近では睡眠時無呼吸症候群の1つとして一括されているが,現在でも極度の肥満に睡眠時無呼吸症またその合併症を伴うものはこの名称で呼ばれることが多い.
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