文献詳細
文献概要
今月の主題 肥満とやせ 話題
肥満児
著者: 村田光範1
所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院小児科
ページ範囲:P.371 - P.374
文献購入ページに移動1.はじめに
第二次世界大戦後,すでに45年が過ぎ,この間わが国は社会・経済的に驚異的な発展を遂げた.現在のわが国の生活状況を端的に表現すれば,豊かで,平和で,自由な西欧型の都市型文化生活ということができる.この都市型文化生活は,表1に示したような問題を抱えており,このような状況のもとで生活しているものにとって,それらの問題はことごとく肥満の背景になっている.そして,この肥満が動脈硬化促進につながる危険因子の1つとして大きな問題なのである.
このような状況の中で,小児の肥満が各方面から関心を持たれており,ことに学校保健では,しばしば健康上の問題として取り上げられている.また,最近では乳幼児期の肥満も問題にされるようになってきた.
第二次世界大戦後,すでに45年が過ぎ,この間わが国は社会・経済的に驚異的な発展を遂げた.現在のわが国の生活状況を端的に表現すれば,豊かで,平和で,自由な西欧型の都市型文化生活ということができる.この都市型文化生活は,表1に示したような問題を抱えており,このような状況のもとで生活しているものにとって,それらの問題はことごとく肥満の背景になっている.そして,この肥満が動脈硬化促進につながる危険因子の1つとして大きな問題なのである.
このような状況の中で,小児の肥満が各方面から関心を持たれており,ことに学校保健では,しばしば健康上の問題として取り上げられている.また,最近では乳幼児期の肥満も問題にされるようになってきた.
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