icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻4号

1991年04月発行

文献概要

肝臓病の病理・4

黄疸の病理

著者: 大部誠12 池永誠1 奥平雅彦1

所属機関: 1北里大学医学部病理学教室 2北里研究所メディカルセンター病院中央検査部

ページ範囲:P.386 - P.390

文献購入ページに移動
 黄疸の病理形態像を観察するにあたっては黄疸を肝内・肝外の障害部位別に分類して理解することが必要であるが,複数の障害部位が重複して黄疸が発生する病態も多い,抱合型(直接)ビリルビン上昇に基づく黄疸では共通の形態学的変化を認めるとともに,各疾患に固有の病変も見いだされる.また,胆汁色素の小葉内分布にも特徴がある.肝疾患における黄疸発現の意義はきわめて重要であり,予後に重大な影響を及ぼすため,病理形態の正確な把握が要求される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?