icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻6号

1991年06月発行

今月の主題 臨床検査の新技術

生体検査

心拍スペクトル解析

著者: 矢永尚士1 西村敏博2

所属機関: 1九州大学生体防御医学研究所気候内科学 2大分大学工学部電気工学科

ページ範囲:P.585 - P.590

文献概要

 R-R間隔は自律神経の状態によって変化する.R-R間隔変動周期の周波数のスペクトル解析を行うと,高周波領域と低周波領域の2つの主な周波数領域に分けることができる.前者は呼吸性不整脈に関係し副交感神経機能の,後者は血圧変動に関係し主として交感神経機能の定量的指標と考えられている.これらの指標は,加齢,糖尿病,冠動脈疾患,心不全,高血圧,心移植などの病態時に変動し,重症度診断,予後診断の一助となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら