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今月の主題 臨床検査の新技術 生体検査
心臓微小電位のスペクトロテンポラルマツピング
著者: 高橋義和1 小沢友紀雄1
所属機関: 1日本大学医学部第二内科学教室
ページ範囲:P.597 - P.603
文献購入ページに移動 従来の心電図は,その時定数,周波数帯域,増幅度のため,本来の心臓の電気現象に含まれるμV単位の微小電位やより高周波の成分の検出は困難である.実際の臨床では心室遅延電位,His東電位,心房の遅延電位などがあり,これらを検討するためにtime domain,frequency domainが開発され,そのおのおのの長所を取り入れてスペクトロテンポラルマッピングが開発された.この方法での心室遅延電位の判別は有用とされているが,その他未知の部分も多く今後の研究が期待される.
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