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文献概要
今月の主題 臨床検査の新技術 検体検査
Hybridization Protection Assay
著者: 松岡幸雄1
所属機関: 1中外製薬(株)診断科学研究所臨床科学センター
ページ範囲:P.627 - P.631
文献購入ページに移動 近年のめざましい分子生物学の発展により検査室レベルでDNA診断が可能となってきた.HPA (hybridization protection assay)は臨床検査室で行える簡便・迅速なDNA診断法であり,化学発光物質であるアクリジニウムエステルをDNA標識物として用いている.HPAは,ハイブリダイゼーション,セレクション,検出という3つのステップから成り,未反応のプローブは加水分解して失活させる(セレクション)のでB/F分離を必要とせず,操作時間は1時間以内である.
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