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う蝕ワクチンの可能性
著者: 高橋一郎1 岡橋暢夫1 古賀敏比古1
所属機関: 1国立予防衛生研究所歯科衛生部
ページ範囲:P.654 - P.655
文献購入ページに移動昭和62年に厚生省が実施した歯科疾患実態調査によると,学童・生徒(5~15歳未満)のう蝕(虫歯)有病者率(乳歯+永久歯)は約90%である.また,歯科関連の国民医療費は,約2兆円にも達する.
う蝕の病因論に関する研究は,最近20年間に急速に進展し,この病気がStreptococcus mutansと称されるレンサ球菌によって引き起こされる感染症であることが確立された.
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