icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻6号

1991年06月発行

文献概要

TOPICS

う蝕ワクチンの可能性

著者: 高橋一郎1 岡橋暢夫1 古賀敏比古1

所属機関: 1国立予防衛生研究所歯科衛生部

ページ範囲:P.654 - P.655

文献購入ページに移動
1.はじめに
 昭和62年に厚生省が実施した歯科疾患実態調査によると,学童・生徒(5~15歳未満)のう蝕(虫歯)有病者率(乳歯+永久歯)は約90%である.また,歯科関連の国民医療費は,約2兆円にも達する.
 う蝕の病因論に関する研究は,最近20年間に急速に進展し,この病気がStreptococcus mutansと称されるレンサ球菌によって引き起こされる感染症であることが確立された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?