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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻6号

1991年06月発行

文献概要

資料

ゼラチン粒子凝集法(PA法)によるHTLV-1抗体の測定―血清検体とEDTA血漿検体の比較一

著者: 武弘道1 梅本正和1 持冨実2 楠原浩一3

所属機関: 1鹿児島市立病院小児科 2鹿児島市立病院中央研究検査室 3九州大学医学部小児科

ページ範囲:P.665 - P.666

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 抗HTLV-I抗体検査において血清検体と血漿検体を比較した報告はいまだない.私たちは103例(陽性49例,陰性54例)につき血清と血漿を同時に採血しPA法による抗体検査を行い両者を比較した.抗体陽性の49例中47例の抗体価は両者で一致し,不一致の2例も力価の違いは1管以内であった.血清で陰性のものは血漿でもすべて陰性であった.採血量の限られた乳幼児では血球計算用の血漿検体でも検査が可能であると結論した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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