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学会印象記 91st General Meeting of the American Society for Microbiology
1+1は2か?
著者: 飯田哲也1
所属機関: 1大阪大学微生物病研究所
ページ範囲:P.983 - P.983
文献購入ページに移動 米国微生物学会の年に一度の総会である"91st General Meeting of the American Society for Microbiology"が,5月5日から9日にかけてテキサス州のダラスにおいて開催された.当学会のなによりの特徴はその規模の大きさである.主催者側によれば本年度の参加者は約14,000人であり,ダラスのコンベンションセンターを中心に会期を通して約30の会場において同時並行でさまざまなセッションが行われた.形式もシンポジウムやセミナー,また,スライドあるいはポスターによる一般演題にラウンドテーブルなど場所と時間を効率的に使うためのいろいろな工夫がなされていた.どう転んでもひとりの人間が見て回るにはあまりにも大きすぎる規模であり,したがってこの印象記も筆者が触れることのできたごく一部のセッションの印象と言わざるをえない.
対象となった話題は学会の名の示す通り"Microbiology"でくくられるところのあらゆる分野と言ってよく,細菌や真菌,ウイルスなど微生物の種類にこだわらずそれぞれ数多くのセッションがもたれた.また,アプローチに関してもいわゆる病原微生物学のみではなく,例えば微生物を物質の生産や処理に用いるといった応用(工学)微生物学の立場や生態系中での微生物の役割に目を向けた環境微生物学の立場からの発表も多くみられ,「微生物学」の幅の広さを味わういい機会であった.
対象となった話題は学会の名の示す通り"Microbiology"でくくられるところのあらゆる分野と言ってよく,細菌や真菌,ウイルスなど微生物の種類にこだわらずそれぞれ数多くのセッションがもたれた.また,アプローチに関してもいわゆる病原微生物学のみではなく,例えば微生物を物質の生産や処理に用いるといった応用(工学)微生物学の立場や生態系中での微生物の役割に目を向けた環境微生物学の立場からの発表も多くみられ,「微生物学」の幅の広さを味わういい機会であった.
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