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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻9号

1991年09月発行

文献概要

肝臓病の病理・9

肝腫瘍(II)―主な転移性肝腫瘍の病理

著者: 中英男1 本告匡1 奥平雅彦1

所属機関: 1北里大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.985 - P.989

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 肝臓への転移性腫瘍の中で上皮性悪性腫瘍では胃癌,大腸癌が代表的疾患で,それらの転移形式は門脈を介した血行性転移が主である.それらの肉眼所見の特徴は多発性で,ほぼ同大の大きさで,しかも癌臍形成している.一方,肉腫では平滑筋肉腫や悪性神経鞘腫が肝転移性腫瘍としてよく知られ,癌と比較して硬く,白色調を呈している点で異なる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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