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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻10号

1992年10月発行

文献概要

連載 重複表現型の白血病細胞・4

骨髄系とBリンパ球系の表現型を同時に持つ白血病細胞

著者: 榎本康弘1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学

ページ範囲:P.1066 - P.1067

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 これまで3回にわだり骨髄系内でみられた重複表現型細胞(biphenotypic cell),いわゆる狭義のmixed ineage, Ieukemia例について解説してきた.今回はcommon ALL型のリンパ性白血病細胞が電顕的に二重マーカー法を用いて骨髄関連抗原のCD13同時に陽性で,かつ表面マーカー検索では混在している骨髄系の抗原を有する細胞が白血病細胞か否か同定できなかったが,これらも同時にB細胞系の関連抗原を有していることが判明し,リンパ系と骨髄系の二系統の白血病細胞が重複表現型を持つ特異的な例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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