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COFFEE BREAK
信越往来
著者: 屋形稔1
所属機関: 1東新潟病院
ページ範囲:P.1085 - P.1085
文献購入ページに移動 山国の信州と日本海沿岸の新潟は交通の便はあまりよくないが,隣国のせいか信越地区として学会支部活動など一緒のことが多い.若い頃内科学会信越地方会で信州に行くのは山水の美を探る楽しみでおっくうではなかったが,臨床化学会信越支部会を毎年開く頃になると,信州大と相談して中間地点の妙高高原に決めて相会することにしてお互い満足するようになった。臨床病理学会もかなり前に私が提案して関東甲信越という大世帯の中に入って活動することになったのも主に交通事情からである.それにしても信州とは深い絆で今まで来たものという感が深い.
当初『臨床検査法提要』という本の著者である金井泉先生がわが新潟大学の古い先輩であるとはつゆ知らなかったが,検査室を担当することになった昭和37年の秋頃人から教えられ松本郊外のご自宅までお伺いしたことがある.荘々30年の昔であるが,海軍少将だった先生の姿勢のよい活気溢れる言動や,お土産に手製の林檎を下さった親しみ溢れる姿は昨日のように思い出される.
当初『臨床検査法提要』という本の著者である金井泉先生がわが新潟大学の古い先輩であるとはつゆ知らなかったが,検査室を担当することになった昭和37年の秋頃人から教えられ松本郊外のご自宅までお伺いしたことがある.荘々30年の昔であるが,海軍少将だった先生の姿勢のよい活気溢れる言動や,お土産に手製の林檎を下さった親しみ溢れる姿は昨日のように思い出される.
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