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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻10号

1992年10月発行

文献概要

今月の主題 放射線障害 解説

腸管の放射線障害

著者: 中野隆史1 荒居龍雄1

所属機関: 1放射線医学総合研究所病院部

ページ範囲:P.1127 - P.1131

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腸上皮は造血組織や皮膚組織と同様に細胞再生系(cell renewal system)の組織に属している.基底層における細胞分裂は比較的多く,細胞回転が急速であるため,放射線感受性が高い.哺乳動物では1回照射10Gy以上の線量を全身または小腸の大部分に照射された場合,下痢,脱水,敗血症などのいわゆる腸管死を起こす.20Gy以下では治療により回復可能であるが,30Gy以上照射されると回復不能な障害となる.〔臨床検査36(10):1127-1131,1992〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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