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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻10号

1992年10月発行

血管病変の病理・4

動脈瘤と静脈瘤

著者: 後藤敏1 桜井勇1 直江史郎2

所属機関: 1日本大学医学部第二病理学教室 2東邦大学医学部附属大橋病院病理部

ページ範囲:P.1137 - P.1147

文献概要

動脈瘤とは動脈の拡張した病態をさすが,その形態,病因,発生部位によりさまざまに分類されている.動脈瘤を引き起こす疾病は動脈硬化症,炎症,特発性の壊死,外傷,先天性形成異常など多岐にわたるが,いずれも動脈壁の脆弱性をきたすことにより動脈内腔の拡張を呈する.動脈瘤は好発部位があり,部位ごとに形態,原因に特徴がある.静脈瘤は動脈瘤に比し一次的な壁の変化よりも血液の還流障害,異常流入を基礎に発生するものが多い.静脈瘤にも動脈瘤同様,好発部位がある.〔臨床検査36(10):1137-1147, 1992〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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