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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻10号

1992年10月発行

文献概要

編集者への手紙

COBAS MIRAにおけるフルクトサミンのアデノシンデアミナーゼ測定への影響

著者: 山田満廣1 稲垣新吾1 大西将則1

所属機関: 1大阪赤十字病院検査部生化学

ページ範囲:P.1162 - P.1162

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1.はじめに
 現在,当施設の生化学検査では,COBAS MIRA(F. Hoffmann La Roche)を用いてフルクトサミン(FRA)をはじめ,比較的検体数の少ない遊離脂肪酸(FFA),アデノシンデアミナーゼ(ADA),CK-MB,ミオグロビン(Mb)など多項目の処理分析を実施している.
 日常検査においては,午前中にADA,FFA,CK-MBおよびMbを,午後にはFRAの測定を行った後,外来患者のADAおよびFFAを測定するのが当院における分析の流れである.このような中で,FRAを測定した後にADAを測定したとき,試薬ブランク値(0. D.)の上昇とともに,測定値(活性値)も全般的に高値を示すことに感覚的に気付いた.そこで今回,これを確認するために若干の検討を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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