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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻12号

1992年11月発行

文献概要

今月の主題 免疫不全症 総説

AIDSの疫学と臨床

著者: 松本孝夫1

所属機関: 1順天堂大学医学部内科

ページ範囲:P.1207 - P.1211

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 HIV感染症はその存在が知られて10年余りの間にほぼ全世界に広がり,WHOへの報告の集計では累積患者数は50万人を突破した.感染者は1,000万~1,500万人とも推定される.感染要因,男女差など,地域により異なるパターンを示すが,いずれにおいても通常の異性間の性(行為)感染症としての比重がより高くなると思われる.
臨床面では,この感染症の自然歴がかなり明らかとなったが,感染者の発病率は最終的にはきわめて高いと思われる.しかし抗HIV薬のあるものは明らかに発症を遅らせ,また延命効果も確認されており,徐々にではあるが治療研究の成果も示されつつある.〔臨床検査36(12):1207-1211,1992〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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