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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻12号

1992年11月発行

文献概要

今月の主題 免疫不全症 技術解説

HIVの病原検査

著者: 堀内三吉1 山本直樹1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部微生物学教室

ページ範囲:P.1213 - P.1217

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HIVの抗体以外をターゲットとした病原検査法には,HIVのp24抗原,核酸の検出およびウイルスの分離法などがある.p24抗原は被検者血清などを用いて抗p24抗体をマイクロプレートに固相化したELISA法により検出する.核酸の検出は末梢血由来単球(PBMC)などを用いて,HIVのgag,env,LTRなどの領域に対する遺伝子をPCR法にて検出する.ウイルスの分離は被検者から分離したPBMCをPHAで刺激した正常人由来PBMCと混合培養を行って検出する.後二者は信頼性は高いが,簡便性,迅速性の点ではp24抗原の検出がより優れている.〔臨床検査36(12):1213-1217,1992〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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