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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻12号

1992年11月発行

文献概要

研究

尿検査に及ぼす運動負荷の影響―筋肉痛を生じた際の尿検査

著者: 東純一1 瀬戸米蔵2 大嶋好和2 丸山一伸2 徳田浩三2 小椋盛孝2

所属機関: 1大阪大学医学部第三内科 2大阪臨床薬理研究所

ページ範囲:P.1279 - P.1283

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 動的な筋持久力運動負荷により,試験紙法で尿蛋白および尿潜血の強度陽性が運動後の早期と3~6日目にかけて認められた.また尿蛋白,ミオグロビンおよびβ2―ミクログロブリンの排泄量も臨床上病的と判断されるレベルにまで上昇した.この事実は,臨床の場において健常人の運動負荷後の尿検査結果を腎障害などと誤診する可能性を示唆するものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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