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酵素抗体二重染色法による異種ウイルス抗原の同時検出法
著者: 佐藤由子1
所属機関: 1国立予防衛生研究所感染病理部
ページ範囲:P.1372 - P.1375
文献購入ページに移動 感染症の病理学においては,診断上または発症病理の解明のためには,病巣と病原体との関連を明らかにする必要がある.ウイルス感染材料では,病巣の一部を用い病原ウイルスを分離することは基本的に重要である.病理学的には,ウイルスの感染細胞で生成されるウイルス蛋白(ウイルス抗原)を免疫蛍光法や酵素抗体法などで検出することが簡便かつ確実な方法である.
近年,単クローン抗体作製法,あるいは単一特異性抗体作製法などの進歩で,ウイルス増殖過程でみられるいくつかのウイルス蛋白抗原を特異的に染め分けられるようになってきた.
近年,単クローン抗体作製法,あるいは単一特異性抗体作製法などの進歩で,ウイルス増殖過程でみられるいくつかのウイルス蛋白抗原を特異的に染め分けられるようになってきた.
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