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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻13号

1992年12月発行

文献概要

資料

全身性強皮症(PSS)患者における抗Scl-70抗体(ELISA法)の特異性についての検討

著者: 前田学1 市來善郎1 渡部裕子1 松原勝利1 平野久代1 森俊二1

所属機関: 1岐阜大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.1399 - P.1402

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保存血清を用い,抗Scl-70抗体の有無を第1群全身性強皮症(PSS)146例,第2群非PSS52例,第3群非膠原病37例,第4群膠原病疑い28例を対象にMESACUP Scl-70テスト(ELISA法)と従来の二重免疫拡散(DID)法で比較検討した結果,前者は第1群18例,第2,3群各1例,第4群2例,後者は第1群16例,第2群1例に陽性を示した.第1,3,4群のELISA法のみ陽性の5例をウエスタンブロット法で再検したところ,第1群2例と第3群1例に陽性バンドを認めた.以土から,ELISA法はDID法より鋭敏で,数値化できる点が特徴と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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