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今月の主題 ビタミンをめぐる臨床検査 技術解説
ビタミンB12の測定
著者: 田中信夫12
所属機関: 1新潟県津南町立津南病院 2東京慈恵会医科大学青戸病院内科
ページ範囲:P.256 - P.260
文献購入ページに移動 ビタミンB12(B12)は造血ビタミンの一種として知られ,B12欠乏は骨髄造血細胞の核酸合成障害をきたし,巨赤芽球性貧血を発症する.
他方,急性骨髄性白血病(M2),急性前骨髄球性白血病(M3),慢性骨髄性白血病(CML),真性多血症(PV),および肝細胞障害時には,血中B12は異常高値を示し,それぞれの臨床診断に有意義である.
B12の測定は従来微生物学的定量法(バイオアッセイ)が使用されていたが,近年,アイソトープの臨床応用によりアイソトープ法(ラジオアッセイ)が普及し,その臨床的有用性が報告されているが,バイオアッセイはその感度が高く,なお捨てがたい方法として再認識されている.
他方,急性骨髄性白血病(M2),急性前骨髄球性白血病(M3),慢性骨髄性白血病(CML),真性多血症(PV),および肝細胞障害時には,血中B12は異常高値を示し,それぞれの臨床診断に有意義である.
B12の測定は従来微生物学的定量法(バイオアッセイ)が使用されていたが,近年,アイソトープの臨床応用によりアイソトープ法(ラジオアッセイ)が普及し,その臨床的有用性が報告されているが,バイオアッセイはその感度が高く,なお捨てがたい方法として再認識されている.
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