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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻3号

1992年03月発行

文献概要

今月の主題 ビタミンをめぐる臨床検査 技術解説

ビタミンKの測定

著者: 小松啓子1 萱嶌成美2 白幡2

所属機関: 1福岡県立大学(産業医科大学小児科学教室) 2産業医科大学小児科学教室

ページ範囲:P.266 - P.271

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 生体試料中のビタミンKの測定法は,試料中のビタミンK類を有機溶媒層に抽出後,高速液体クロマトグラフィーにより分離し,分離したビタミンK類を水素化ホウ素ナトリウム溶液または酸化白金触媒カラムのいずれかを用いて還元し,その還元強度を蛍光分光光度計で定量する方法が主流となっている.これらの方法では生体試料中のビタミンK類を非常に高感度なpgの単位で測定可能である.今回は,これからビタミンKの定量を試みようとされる方々を対象に,当教室において実際に行ってきたHPLC-NaBH4法とHPLC-PtO2法の2法について紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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