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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻3号

1992年03月発行

文献概要

今月の主題 ビタミンをめぐる臨床検査 話題

ビタミンAと発生分化

著者: 野地澄晴1 谷口茂彦1

所属機関: 1岡山大学歯学部口腔生化学教室

ページ範囲:P.280 - P.281

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1.はじめに
 ビタミンA誘導体のビタミンA酸であるレチノイン酸を,アフリカツメガエルやマウスの発生初期に作用させると,特に,頭部において顕著な奇形が生じ,ニワトリ肢芽に作用させると重複肢が生じることが知られている.また,両生類の四肢切断後の再生時にレチノイン酸処理を行うと,本来再生すべき部分よりも近位の構造が生じることも知られている.このようなレチノイン酸活性について,分子レベルでのメカニズムが少しずつ解明されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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