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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻3号

1992年03月発行

今月の主題 ビタミンをめぐる臨床検査

話題

脳機能とビタミン

著者: 直井信1

所属機関: 1名古屋工業大学保健体育教室

ページ範囲:P.282 - P.283

文献概要

1.はじめに
 ヒトの脳の機能とビタミンの関連に関して従来の研究の焦点は補酵素としてのビタミンが全身の代謝に影響し2次的に脳機能に及ぶ作用が中心であった.ビタミン欠乏症での精神神経症状がその1例である.しかし最近ビタミンと脳の機能に関し抗酸化剤としての直接の作用が話題となっている.抗酸化剤としてビタミンを予防と治療に用いるという考えは脳の神経細胞の老化と変性にフリーラジカルと活性酸素種が関与しているとの説による.この"話題"ではまずこの神経細胞の変性に関する最近の知見を紹介しビタミンの効果につき論じる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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