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今月の主題 血管内皮細胞 技術解説
P-selectin/GMP-140
著者: 半田誠1 池田康夫2
所属機関: 1慶応義塾大学病院輸血センター 2慶応義塾大学医学部内科学教室
ページ範囲:P.373 - P.378
文献購入ページに移動 血管内皮細胞や血小板の貯蔵顆粒膜蛋白P-selectin/GMP-140は,それらの細胞が種々の刺激を受けて活性化されると,表面に速やかに移行する.そして多核白血球や単球の標的となり炎症・免疫細胞が炎症や血栓形成部位へ集簇し,血管外へ遊出するのを助ける.この糖蛋白は特異的糖鎖構造を認識するレクチン様ドメインをその分子上に有する一群の接着分子ファミリー,セレクチンに属する.血小板にも比較的豊富に存在するが,その機能についてはまだ不明である.
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