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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻4号

1992年04月発行

今月の主題 血管内皮細胞

技術解説

P-selectin/GMP-140

著者: 半田誠1 池田康夫2

所属機関: 1慶応義塾大学病院輸血センター 2慶応義塾大学医学部内科学教室

ページ範囲:P.373 - P.378

文献概要

 血管内皮細胞や血小板の貯蔵顆粒膜蛋白P-selectin/GMP-140は,それらの細胞が種々の刺激を受けて活性化されると,表面に速やかに移行する.そして多核白血球や単球の標的となり炎症・免疫細胞が炎症や血栓形成部位へ集簇し,血管外へ遊出するのを助ける.この糖蛋白は特異的糖鎖構造を認識するレクチン様ドメインをその分子上に有する一群の接着分子ファミリー,セレクチンに属する.血小板にも比較的豊富に存在するが,その機能についてはまだ不明である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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