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アルコール性肝障害の診断にHCV検査
著者: 高田昭1
所属機関: 1金沢医科大学消化器内科
ページ範囲:P.418 - P.419
文献購入ページに移動大酒家の肝疾患患者には,Alが原因のもの,ウイルス性肝障害が原因の大酒家であるもの,両者が病因に関係しているものがある.さらに,HCVの健康保菌者(その存在はまだ確認されていないが)でのAlに起因する肝障害の可能性も考慮しなければならない.したがって,Al性肝障害とHCVとの関係を考える場合には,Al性肝障害についての正確な診断がまず必要になる.そのための診断基準試案が文部省総合研究(A)「アルコールと肝」研究班(高田班)から提案されているが,その要点は,Alが病因に関係している病態では禁酒によって障害されていた肝機能がほぼ正常値に回復することである.
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